■保育方針


私たちの目指す保育


 賢明なみなさまにとりまして昨今の幼児教育に不安を覚えておられることと存じます。
 ご存知のように「早期教育」に目が注がれ、目に見えた成果に惑わされて、幼児が燃え尽き症候群の予備軍として醸造されているかの観があります。当園はそのような時代の風潮のなかで、こどもたちが本来持っている大きな可能性を大事にし、自主性を尊重し保育の中心を主に「遊び」においています。



 遊びを通してこどもは社会性や創造性を身につけていきます。人格形成の大切な幼児期に今、何を与えなくてはならないか考えているからです。こどもが、どのような時に何から学習しているかを理解し、こどもが徐々に主体的に活動できるよう導くことが、乳幼児期における大人の大切な役割です。
 わたしたちは、そのことを大切に考え日々の保育にあたっています。責任を持ってお子さまをお預かりして、大切な人格形成のため寄与させて預きたいと強く願っております。以下に記しました当園の保育指針をよくお読み頂き、ご賛同下さり大切なお子様の保育を私どもにおまかせ下されば幸いに存じます。

天地は滅びるが、
私の言葉は決して滅びない。
(マタイ24:35)
 
■のぞみ幼稚園の沿革
園の歩み
1956年(昭和31年) 日本基督教団舘坂橋教会付属のぞみ幼稚園として設立。
1988年 岩手キリスト教学園に加入。
  「学校法人岩手キリスト教学園のぞみ幼稚園」となりました。
  学園には、青山幼稚園/盛岡市、遠野聖光幼稚園/遠野市、認定こども園ひかりの子(幼保連携型)/紫波町、 ひかり幼稚園/宮古市 があり、共に研修を深め合いながら歩んでいる。
2011年 4月1日 認定こども園のぞみ(幼保連携型)開設
  新園舎が完成しました。こどもの教育環境が一段と素晴らしくなりました。
  現在までに2,549名の卒園生を送り出しています。
 

 本園は、プロテスタント(新教)教会の附属幼椎園として、1956年(昭和31年)1月に認可され、その年の4月1日私立のぞみ幼稚園として発足しました。
 創立のころよりキリスト教を保育の中心に据え、「地域にキリスト教主義による幼児教育施設を」との地域の声に応えるべく努力してきました。いつも、常に子供の目の高さで物ごとを考え、見る保育をこころがけてきました。ちなみに今日までの59年間に2549名の園児を送りだしました。すでに卒園した園児のお子様が園児として通園しています。地域の皆様に愛される幼稚園としての歩みがなされていることを、心から感謝しております。
 これからお預かりさせてもらうこどもたちは、21世紀に羽ばたく大切な器です。国際化と多様化がますます鮮明になり、確かな生き方を持つ人達が必要になってきます。そんな時代にふさわしい必要な人作りの基礎部分を担うべく努力し、地域にますます不可欠の教育機関として寄与していきたいと将来を展望しています。

 
■キリスト教保育

 イエス・キリストは子どもを何より愛し、大切にされました。その精神を基礎に当園の保育は行なわれます。
そのために教職員それぞれが普段からキリストの心に触れ、子どもたちを覚え祈りを欠かさないようにしています。保育者自らが良きものを受け、そして与えるように心がけています。
その保育者によって子どもたちは、まず礼拝の中で自分を見つめ、友だちを見つめ、思いやりと慈しみの心を育てます。21世紀の世界平和に貢献できる人に成るよう願いつつ保育にあたります。

 
■保育の目標

 「神様にも人にも 愛される子ども」
「心も体も健康で たくましい子ども」
「よく考え 豊かに感じ のびのびと表現できる子ども」

 
■のびのびと

 就学前の短い期間。生涯の基礎を築く大切な時期。のびのびと過ごし、人として成長できるよう1日の保育の中で「自由遊び」の時間を必ず確保するようにしています。

 
■ひとりひとりの個性を大切に

 当園はいわゆる小規模園です。大規模園にない、ひとりひとりへの心と目くばり。その中でひとりひとりの独自性を発見し、それを伸ばすように行き届いた保育を目指していきます。
新園舎 2011年3月完成。床暖バリヤフリー等、教育環境を整えました。

 
Tわたしたちの保育

 こどもたちは、命を受けたその時から家族の愛に包まれすくすくと成長します。
園では、先生との出会いを大切なものとしつつ、こども同志の関わりを大切に考えた保育をおこなっております。保育の原点は、「父母」と「子」の出会いという関係です。しかし、それだけでは社会性は育ちません。同時に社会性を育てるためにはひとりひとりのこどもを一人格として大切にしなくてはなりません。そのためにはあまり大勢の集団よりも少数保育であることが望ましいとされています。
これらのことを鑑みて当園では、就学前のこどもたちが、それぞれの土台を作れるように、
ひとりひとりに目をとめ見守っていくことを心がけています。また、以下のような保育を大切にしつつ、子どもたちの健やかな成長のために日々努めております。

 
U自由を大切に

 「自由を大切にする」ということは、自由=放任=勝手にさせるということではありません。
自分で考え、決断し、選び取り、責任を負うということです。こどもが考えている時に「早くしなさい」というような言葉を使わないように気をつけています。「どうしたの?(何をかんがえているの?)」と尋ねます。
こどもの答えに素晴らしいひらめきを教えられることもあります。園で、家庭で、彼らの自由な一人格としての成長を大切したいと願って保育にあたっています。

 
Vそのために遊びを大切に

 こどもたちは、遊びの中で実に多くのことを学んで育ちます。
遊びを自由に展開することで、自分で考え、決断し、選択を行い自然に責任を担うことや様々なルールを身に付けていきます。自由に遊ぶことは、先に述べたように放任したり自分勝手にさせることではありません。遊びの中で生まれてくるこどもの考え、発想を大切にし、こどもの可能性が広がる保育を行っています。遊びにも色々あります。ごっこ遊び、砂遊び、水遊び・・・無限の展開を見ます。基本的には乳幼児期の精神発達のなかで「土」と「水」に触れることの大切さを覚えています。また、目に見える形だけでなく友達の遊びをそっと見ているだけの遊びもありますが、暖かく見守っています。大人になって忘れてしまったことも、まだこどもの世界では失われず息づいている素晴らしさを大事にしています。

 
Wこんな人に

 こどもたちは、今たくさんの情報の中で育っています。何が一番大事なのか。親とて選択することは大変なことです。特に人として生きるのに、与えるものがあるとしたら何を与えまた期待するのでしょうか。
よく「他人に迷惑をかけないように」という方針で子育てをしているといわれる方があります。尊い教えであると思われますが、当園にお子様をお送りのお母様の大多数の意見は「他人の痛みのわかる子に」となっています。一歩進んだ考えと言えましょう。さらに積極的に「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」(聖書)ということを願って保育に当たっています。

 
X延長保育

 認定こども園のぞみでは、各家庭のニーズに合わせ、長時間の預かりもあります。

 
Y年齢をこえて

 少子化の傾向に歯止めがまだ利きません。つまり兄弟が極瑞に少なくなっているということです。
これは育てる側の都合によるようですが、親にとってもこどもにとっても決してよい結果をもたらしません。 
当園では年長、年中、年少それぞれ一クラスづつです。そして1日の保育時間の中で2時間近くは遊びですので、自然縦割り保育の形になります。
お兄さんお姉さん、弟、妹と関係が生まれます。互いに助け合う関係が年齢を越えて形成されます。大きな子が小さい子の手伝いをしたり面倒を見るなかで思いやりが生まれます。同じ空間を同じ生活の場にすることで自然に遊びが充実しすべてに広がりを見ます。

 
Z礼拝について

 毎日の保育で10分程度ですが必ず礼拝を守っています。
「信教の自由」は基本的人権として憲法で保障されています。ですから信仰を強要することはありません。しかし、当園の保育の基本理念はイエス・キリストの愛にもとづいていますので是非この事はご理解頂きたいと思います。
礼拝によってこどもたちは、 「神様が私たちを愛し、守って下さっている」ことを知り、他のひとりひとりも同じように愛されていることを知り仲良くすることを学び、困っている人、苦しみ悲しんでいる人を助け、慰め励ます事のできる「人」として成長します。
神をほめたたえる讃美・心から信じて祈る祈り。 こどもの心には目に見えるものに左右されない確かなものが築かれていきます。

 
[ご家庭との協力

 ご家庭と幼稚園がひとつの心でこどもの教育に取り組む時、こどもの新しい発見に目をとめることができます。
ともに協力して、元気な子どもの成長を追い求めたいと願っております。園側から必要に応じてご相談する事がありますが、どうぞ皆様の方からも積極的にどんなことでもお話下さい。良きパートナーとして共に考え大事なお子様の成長のために手を携えてまいりましょう。